2021年12月27日
歯並びと全身の健康の関係については、近年たくさんの研究がなされています。 たとえば歯並びが悪いことで噛み合わせが悪くなり、食べ物を十分に咀嚼することができなくなることで内蔵に良くない影響が及ぶことが懸念されます。 食事のとき、あまり噛まずに飲み込むとお腹の調子が悪くなりますが、その状態が常に続いているのと同じことです。 胃や腸といった消化器官に良くない影響を与えますし、栄養も十分に摂取できないことが考えられるでしょう。 また、よく噛むことが脳の活性化につながることも広く知られるようになりましたが、噛み合わせが悪いとよく噛むことができなくなり、脳の活動にも良くない影響が及ぶ懸念があります。 噛み合わせの悪いまま口を何度も開閉すると、長年の間には顎周りの骨や筋肉にゆがみが生じ、下顎のズレが全身のバランスを崩します。 骨格や筋肉への悪影響は脳への血流の悪さにもつながると考えられますので、もはや口の中だけの問題とはいえません。 噛み合わせの悪さによる不定愁訴は、多くの事例があります。 原因不明の頭痛や肩こりが、歯並びの矯正で解消したという人も少なくありません。 無意…